お口の中にいる細菌(ミュータンス菌)が原因となり、酸を作ります。この酸が歯を溶かしてしまう病気=虫歯です。
初期段階ではほとんど自覚症状がなく、進行すると歯の表面のエナメル質、その内側の象牙質、歯の神経にまで達してしまい、抜歯を余儀なくされることも。
虫歯は進行度合いによって、C0、C1、C2、C3、C4の5段階に分かれます。
歯の表面の「エナメル質」が溶け始めて白くなっている状態です。
歯に穴は開いておらず、痛みがある、しみるなどの自覚症状もありません。
フッ素塗布や毎日の丁寧なブラッシングで治癒します。
虫歯が進行し、エナメル質が溶かされ表面が黒ずみます。痛みはまだありません。
歯の表面を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めます。
しみる等の自覚症状が出ると、エナメル質の内側の象牙質に虫歯が進行しています。
虫歯の部分を削り、レジンもしくは詰め物で治療します
歯の神経まで虫歯が進行し、何もしていなくてもズキズキと激しい痛みを感じることがあります。
神経を取り除く「根管治療」が必要です。何度か神経の治療を行い、根管をキレイな状態にし、上から被せ物をします。
歯の神経が死んで腐っているため、痛みは感じないことが多いです。
こうなると歯を残すことは困難で、抜歯する可能性が高くなります。抜歯した後は、部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどで補います。