歯周病とは、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが細菌の感染によって破壊される病気で、 かつては歯槽膿漏と言われていました。虫歯と同じで、かなり進行するまで自覚症状がありません。進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて、膿が出たり歯がグラグラしてきます。この時期になると、やっと痛みや腫れを感じるようになります。放置すれば最後には歯が抜けてしまいます。
さらに歯周病菌は、狭心症、心筋梗塞、感染性心内膜炎、糖尿病の悪化、肺炎等、口腔内のみならず全身疾患への影響、リスクも高まると言われており、きちんとした治療が必要です。
歯周ポケットの深さを測り、専用の機械で歯垢、歯石の除去を行います。歯周ポケットが2~3mmであれば、メインテナンスに移行します。
歯周病が進行していれば、麻酔をした上で歯ぐきを切開し、奥にこびり付いた歯石や汚れを徹底的に除去する治療を行います。これでポケットが改善されれば、メインテナンスに移行します。