予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防いで、歯や口を健康に保つ治療のこと。
“虫歯になったら、歯が痛くなったら、その時に歯医者さんに行って治療してもらえばいい゛そんな風に考えていらっしゃる方、まだ多いのではないでしょうか?
驚くべきデータがあります。
厚生労働省の調査によると、日本人の80歳の時点で残っている歯の平均本数は6.8本。
アメリカの85歳が15.8本、スウェーデンの75歳は19.5本(サンスター調べ)に比べると圧倒的に少ない数字です。スウェーデンでは歯科検診受診率が90%という数字もあるようです。
「予防歯科」が徹底されていることが、歯の残存数に表れているのですね。
歯を失うことで、狭心症、心筋梗塞、感染性心内膜炎、糖尿病の悪化、肺炎等、口腔内のみならず全身疾患への影響、リスクも高まると言われています。
噛む歯がなくなると、消化器系への悪影響も高まります。
噛むことは、アンチエイジングにもつながると言われています。
予防歯科には、歯とお口の健康を積極的に守るため、まずは丁寧な歯ブラシで毎日のケアを行い、それに加えた「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)が有効と言われています。
「PMTC」とは、簡単に言えば「プロによる専用の機械を用いたクリーニング」です。
ご自身による日々の「セルフケア」と、定期的な歯科医院による「プロフェッショナルケア」の両方を継続すること、これが予防歯科の基本となります。
小さな虫歯等の変化があれば処置する期間、費用も少なくて済みます。
何より1本でも多く、そして長くご自身の歯を維持するため、歯のプロである歯科衛生士が、高度なスキルでお手伝いいたします。